箱根散策
奈良時代には「湯」が涌きだしたという伝説があり、小田原征伐の際には、箱根の湯で戦の疲れをとった豊臣秀吉がその名を広めたという箱根。
明治時代から昭和初期にかけては、多くの文化人、財界人が次々と箱根に別邸を構えた。質の高い別荘建築が次々と生まれたことも、他の別荘地とは一線を画した存在になった理由だろう。
箱根を訪れた際には、人々が集まる場所を避け、箱根の歴史や美しく重厚感のある別荘建築を巡り、偉人たちに思いを馳せるのが私の過ごし方である。
初夏の楽しみは「飛竜の滝」への散策。大自然に包まれ、マイナスイオンとともに清涼感を存分に楽しむことが、明日への活力に繋がるのだ。